
植物パワーで花粉症対策(ハーブ) 2005.2.16 放送分
朝夕は、まだまだ凍える程の寒さですが お日さまが顔を出すとポカポカと温かく 春 らしい陽気になってきました。春の訪れと共にやってくる迷惑なお客様は 『すぎ花粉』 ですね。 近頃、私の周りのごあいさつは、 「でてきた?」 「まだ、大丈夫みたい」 などなど。
さて、先週はアロマテラピーを利用した花粉症対策でしたが 今日は、抵抗力を強めたり、花粉症の炎症に
直接効果を発揮してくれるオススメのハーブをご紹介します。
【アイブライト】これは、直訳すると “輝く瞳”ですが まさにこのハーブをお茶にして飲むと瞳が輝くように美しくなることから名付けられたそうです。 目の疲れを癒し、結膜炎や、ものもらいの感染症などにも効果のあるハーブです。 花粉症の目のかゆみは勿論のこと、鼻水を緩和してくれ 後、胃の働きを強化するパワーもあるんですよ。
【カモミール】ハーブティーでお馴染みのカモミールには、炎症を抑える働きがあり 花粉症にもオススメのハーブです。気持ちの面でも心をリラックスさせ憂鬱な気分を楽にしてくれます。 市販のティーバックを利用するなら、使い終わったティーバックを瞼の上にのせてパックすると目の疲れや、かゆみなどの炎症を抑えてくれます。
【エルダー】ヨーロッパ地方原産の樹木で根っこから、花、実、全て薬効にすぐれた植物です。お茶には花の部分を使います。さわやかな甘い香りが特徴です 発汗作用、抗炎症作用にすぐれているので風邪のひき始めや、花粉症のつらい症状を緩和してくれます。 濃くしたハーブティは冷ましてうがいをすると喉の痛みを緩和させてくれます。
【タイム】調味料としても、様々なお料理で大活躍するタイム。 ピリリっとした独特の香りが特徴ですが、人の身体には様々なパワーを発揮してくれます。 花粉症に有効な抗アレルギー作用、魚や肉料理の時には防腐・抗菌作用、殺菌消毒作用を発揮して臭みを取り、食あたりを防ぎます。 また疲労を回復させ貧血、低血圧、肩こり、のどの痛みにも効果があります。
【ミント】これも、スキッとした味と香りでお馴染みのハーブですが、ミントも花粉症には おススメの
ハーブなんです。 実際にどんな効果があるがご存知ですか?殺菌・発汗・利尿効果にすぐれている
ので、風邪などの症状にも効果があります。 また胃腸の調子が悪いときや、食欲不振、便秘気味
の時にもおススメです。 精神面では、すっきりした香りがイライラや不安を解消して穏やかな気持ち
にしてくれます。
【ラベンダー】ハーブの王様ラベンダーも、花粉症に効果のあるハーブ。素晴らしい香りで、メンタルな部分から元気にしてくれます。 花粉症になると どうしても気分が滅入ってしまい何もやる気が
起こらず、ネガティブに陥りがち。 まずは、優しく心が落ち着く香りで気分をリラックスさせましょう。勿論お茶にして飲むことにより直接、炎症を抑える効果を発揮してくれます。
【レモンバーム】ラテン語で「メリッサ」と呼ばれるレモンバームですが、メリッサとは「みつばち」という意味。
レモンバームのさわやかで甘い香りに誘われてミツバチが集まってくることからつけられたそうです。我が家
のベランダにも2鉢もレモンバームを育てているのですが、7階だというのに春から夏にかけてミツバチを
何度か見かけました! このハーブも鎮静・鎮痛作用、発汗、抗ウイルス作用があるので花粉症におススメ
【ルイボス】一時、ダイエットティとして一世風靡した南アフリカの高原にのみ生息する樹木。松の様に尖った葉を発酵させた茶葉を使用するルイボスティですが実は花粉症にも効果があるということをご存知でしたか?様々なアレルギーに効果のあるお茶で、老化防止効果もあり、アフリカでは不老長寿のお茶・・・という評価のほうが高いそうです。
【ハーブティーの作り方】
ドライの場合は小さじ1〜2杯に熱湯180ccを注いでフタをして3〜5分ほど蒸らして、香りを出した後に、静かにカップに注ぎ、お好みでハチミツや砂糖を加えてお飲みください。紅茶や他のハーブなどとブレンドしても美味しく味わえます。
スーパーなどでは、なかなか手に入りにくいハーブもありますがハーブティのお店や、百貨店、大手の雑貨屋さんなどで販売しているところもあるみたいです。