
クリスマスの香り 2004.12.22 放送分
いよいよ、クリスマスですね。 街中、イルミネーションが輝いてロマンティックな空気が溢れてます。
クリスチャンの私にとっては、クリスマスは子供の頃から特別な日でした。
今でも、鮮明に思い出すのが5歳のクリスマスイブの夜の事。教会ではクリスマスキャロル・・・といって聖歌隊が教会員の自宅まで行き、玄関先で賛美歌を歌ってクリスマスを祝うのですが、洋画などで ご覧になった事
あるかもしれませんが キャロル隊が来てくれるのをコタツの中でうつらうつらしながら待ち続けて、やっと来て
くれて共に大きな声で賛美歌を歌った時のおごそかな空気を今でも憶えています。
さて、皆さんはイエス・キリストが誕生した時のエピソードをご存知ですか? ミッションスクールや幼稚園を
卒業された方は、クリスマスに降誕劇をした経験があるかもしれませんね。
21世紀前、ユダヤのベツレヘムという町の馬小屋でイエスさまはお生まれになりました。 空に輝く大きな星が、羊飼いや博士たちを馬小屋まで道案内してくれます。 その時に3人の博士がお祝いに捧げたのが、
黄金と没薬と乳香。 これは聖書の中にも出てくる有名なお話です。
黄金というのはゴールド(金)というのは誰でもわかるのですが没薬と乳香がなにか・・・というのは香油で
とても貴重なものだった・・・程度の知識でそれがどんな物なのかは、実のところはっきりと知りませんでした。
実は、これぞアロマテラピーの世界!精油(エッセンシャルオイル)だったのです。
没薬というのはカンランという樹木の樹脂から取れる精油で別名ミルラと呼ばれています。
このミルラの語源は、古代のミイラ作りをする時に防腐剤の役割に使われたことから ミルラと呼ばれているのです。 この精油は老化を押さえる働きにすぐれ古くからスキンケアに広く使われてきた精油です。
そして、乳香は別名フランキンセスといいます。これはフランス語で「フランク・エンツェンツ」(質の高い薫香)
という意味があります。実際この香りは優しくほんのりと甘い 心が落ち着く香りです。 これも没薬と同じく
カンラン科の植物の樹脂から取れる貴重な精油で心を穏やかにさせる効果があります。また呼吸器系の炎症
を抑える働きにすぐれ咳がひどい時など背中をオイルマッサージをすると随分楽になりますよ。 またこれにも老化防止作用があるので小じわを防いで肌をしっとりさせるパワーがあります。
聖なるクリスマスには、クリスマスの香りと共にお祝いするのも素敵ですね。

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